メタリックゴールドのヘルメットを被り、後ろの籠に愛犬ルルを乗せて颯爽とバイクでミラノの街を移動する生粋ミラネーゼのクララにオススメスポットを聞いてみた。何と言ってもお気に入りのエリアは、事務所がある5 VIE地区。沢山のお店やバールそして美術館があり、細い路地に隠れた中庭は息をのむ美しさ。写真(自身のインスタより転載)は、彼女が内装リフォームを手がけたという、ミラノで100年以上続く老舗ジュエリーショップGioielleria CHIARAVALLI。隠れた場所にあって、おそらく観光客には知られていないけれど、ミラネーゼ達の間では知らない人はいないという場所。事務所の下には、ファッショニスタ御用達の店Wait&See(From Milano 2017年2月参照)、その先には、オシャレな雑貨屋Funky Table。とっても美味しいパニーノが食べられるBCafè。カーペット専門店のAlberto Levi Gallery。Piazza Risorgimento近辺も大好きなエリア。ランチやディナーでよく行くとってもフレンドリーなBBQ。ケーキ屋さんSissi。Miki ThumbやPASì MILANO(From Milano 2018年2月参照)のようなチェーン店ではない小さく可愛らしいミラネーゼ御用達ブティックそして木曜日の朝のメルカート(市場)はマスト! さすがジャーナリストとしてのキャリアをミラノに出来た新しいお店などを紹介することから始めただけあって、素敵な場所を沢山知っているクララだ。
また、インテリアに精通したクララお勧めのスポットは、家具を取り扱うギャラリーのように美しいNilfar Depot(写真:Nilfar Galleryのインスタより転載)。ミラノ市のはずれにあるが、素晴らしい体験ができるそうで、一度は訪れるべき場所だそうだ。その他にも現代アートに関して言えば、おなじみのプラダ財団のアート複合施設、そしてMassimo de Carlo galleryは、From MILANO 2019年3月で紹介した邸宅ギャラリーのみならず、スカラ座にほど近いPiazza Belgioisoにある小さいがとても素敵なスペースも是非訪れて欲しいと言っていた。クララが運営するStudio ‘98のモットーは、『住む人々の魂を反映する家を作り上げること』だそうなのだが、クララ自身、30年以上この仕事を続けてきたが常に心が躍ると言う。プロジェクトからアイディアが生まれ、現場で立会い、自分の目の前で現実化するという工程に毎回ワクワクするのだそう。「お客様の希望に寄り添った家作りで、関わる人達の間に化学反応が起こって、調和に満ちた仕事ができることはとても素晴らしいし、お客様の好みが私のスタイルと一致するときはもう最高!」発信しているインスタの投稿からも垣間見ることができるが、大好きなことを仕事にしているとエネルギーに満ちてワクワクの毎日を過ごすことができるのだと彼女を見ていて感じた。