韓国カルチャー、韓国コスメ好きの二女に連れられて訪れたSOUL4SKIN。

2019年11月にオープンした韓国コスメ専門店だ。ファウンダーのエツィオとそのパートナーであるレオナルドが、ウェルネス全般と中国、韓国、日本など東洋の国々のホリスティック医学の専門知識、廃棄物に配慮しながらも魅力的なパッケージを提供するエコなコスメの世界を伝えたいという思いのもと大好きな化粧品ラインからスタートさせたコンセプトブランド。店舗デザインにも彼等のセンスを感じ、丁寧にオールオーダーメイドのサービスを提供してくれるので、スキンケア、コスメを追求する人達がとてもワクワクする場所だ。

「『角を矯めて牛を殺す』ということわざがありますが、僕とレオナルドの私生活と仕事生活のある時点において、すべてが現在だけはでなく、未来においてより理にかなったものでなければならないと悟りました。だからSOUL4SKINは僕達が結婚した2017年に僕達の頭の中で既に誕生していたといえます。まるで啓示のように、東洋への旅はすべてのカードをシャッフルし、同時にその束の中にジョーカーを見つけたのです。そして2018年末、僕は少なくとも頭の中では新たな冒険が我々の前に待ち受けていることを実感しながら仕事を辞めたのですが、まだ具体的にはわかりませんでした。そして僕の頭の中には多くのことが同時に存在していて、いわゆる『サバティカル』と呼ばれる、考えるための時間を取り、自分自身に多くの情報を与え、自然化粧品に関するコースを受講して勉強し直し、たくさんの本を読み、最終的にはすべてがとてもスムーズにまとまったのです。」とエツィオ。

「そして2019年5月、プロジェクトがいよいよスタートしたのですが、新しいことを始める時の常で、当初はあまりアイディアが明確ではありませんでした。僕達がわかっていたことは、遠くからやってきたこの素晴らしい化粧品を多くの人々に知ってもらいたいということだけでした。道を見つけるのは容易ではなかったですが、僕達は頑固さがあればどこにでもたどり着くことができると常日頃から信じて突き進んできました。」ショップ面積は小さいが、その中にブランドもしくはカテゴリー別にきちんと整理されてオシャレに並ぶコスメの数々。失礼だが、東京の新大久保に並ぶお店で見るよりも商品が魅力的に見えてしまうのはなぜだろうか…

二女は、購入したいと思っていた目的の商品があったのだが、残念ながらソールドアウト。カタツムリの唾液成分が入っているという眼の下に貼るパッドを見つけ、すかさず「ママ、これ欲しい〜。」と叫んだのを聞いたエツィオが、「あなたはまだ若いし必要ないと思うけど。」と言いつつ全商品の違いについてとても丁寧に説明してくれた。そして、「日本には素晴らしいコスメがあるけれど、お値段もそれなりにするでしょう。韓国コスメはコスパが良いのです。」と力説。日本人なら知っているとは思うけれど、と韓国のスキンケアの10のステップについても教えてくれた。

1、クレンジング

「これは、欧米人はコットンやスポンジを使う習慣があるけれど、オイルでもフォームでもクレンジングは手でそのまま馴染ませて洗い流すが鉄則よ！」とのこと。

2、エクスフォリエーター

3、化粧水

4、エッセンス

5、アンプル

6、セラム

7、フェイスマスクシート

8、アイクリーム

9、モイスチャライザー

10、日焼け止め

わたし自身、ファンデーションを塗らない代わりに基礎化粧品はきちんと使っているつもりだったが、ここまでしっかりと行っていないので、正直ビックリした。

「肌に魂を与えれば若返る」というのがSOUL4SKINのモットー。お肌のお手入れももちろん大切だけれど、好きなことをして常に上機嫌でいることも肌が艶々する秘訣なのかもしれないとエツィオのピチピチお肌を見て思った。スキンケアについて語る彼の眼はキラキラ輝いていた。好きなものを紹介して、紹介された人が喜ぶ仕事。最高ではないか！気づけば軽く2時間ぐらいお店にいて、商品説明を聞いた娘とわたしだった。