from MILANO

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December. 2022

Macelleria Sirtori

12月。Natale(クリスマス)に近づくと普段にも増してお肉屋さんに人が多く集まる。春にある復活祭の時も同様だ。キリスト教にまつわる祝日の食卓には、昔からお肉料理が欠かせないからだ。

昨今の若い女性達は、仕込みに時間のかかる料理を作る人が減ってしまったけれど、おばあちゃんになったイタリアのマンマ達は、大抵美味しいお肉を買い求め、家族の為に腕をふるう。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

チャイナタウンエリアにある1931年創業の老舗精肉店、Macelleria Sirtori。イタリアでは、住まいの近くにある肉屋さんを利用する人が多いが、ここにわざわざ肉を買い求めに来るミラネーゼは数知れず。なぜなら、Macelleria Sirtoriではバイオダイナミック農法で育てられた家畜の肉やサラミ、チーズ、卵そして野菜に至るまで手に入るからだ。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

一頭買いが強みで、フィレ肉などの高級なものも適正価格で提供できていると言う。「当然のことと言われればそうなのですが、品質を考えるとこの値段で提供できるということはすごいことなのです。」とオーナーのヴァルテル。彼自身も大好きな豚肩ロースやビアンコスタート(ともばら肉)などは、ほぼ破格の値段で販売しているそうだ。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

1970年代の終わり頃、ヴァルテルは、シュタイナー学校を通じて、ポー川流域のバイオダイナミック農法を行うカシーネ・オルシーネという農場と出会った。何世代にもわたって伝統的な方法で飼育してきた小さな生産者に助けられながら、注意と経験をもって選んださまざまな種類と産地の肉を取り扱ってきたMacelleria Sirtoriだが、カシーネ・オルシーネを筆頭に厳選されたバイオダイナミック農法や有機認証農法をおこなう農場の製品とともに、保健所の管理の下で屠殺した精肉を販売している。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

子牛のすね肉のオーブン焼き、チキン料理、出来合いのトリッパなど、店の奥で調理され、自宅に持ち帰ったらオーブンで温めるだけの調理済みの料理を扱うデリカテッセンとしての役割も果たしている。日々、お客様と接する中で、お客様の要望を聞き、すぐに食べられる料理、すぐに調理できる料理を提供するようになったそうだ。また、店内レジ近くに店で販売されている肉を使って作ることができる様々なレシピが貼られているのだが、希望を伝えるとレシピのコピーをその場でもらうこともできる。レシピは、ウェブサイトでも使用する肉の種類別に見ることができる。同様にウェブサイト上で直接注文することで、自宅にも調理済みの料理がデリバリーされるというありがたいサービスも。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

昨今、私の友人の多くも調理する肉の質にこだわっている。EUは、日本やその他諸外国に比べてもホルモン剤使用禁止などとても厳しい規制がある。友人の一人は、「生産者を応援するためにも自分たちの健康の為にもお肉を食べる時は、Sirtoriのようなお肉屋さんで、抗生剤フリー、オーガニックの餌で飼育されたものやバイオダイナミック農法のお肉を買っている。」と言う。イタリアでは普通のスーパーでも卵や牛乳などもオーガニック製品がそろい、セレクションが多い。私達の身体は私達が食べたものでできている。そんなことを改めて思いながら、素材に気を配って楽しく食卓を囲むホリデーシーズンを過ごしたい。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。